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4/8sat.〜 

6/18sun.

日本の「侘び寂び」に触れる。安土桃山時代に登場した茶道具の名品の展示

国宝、重要文化財を含む茶道具の名品を数多く所蔵する畠山記念館。4/8(土)から開催される「茶の湯の名品—破格の美・即翁の眼」では、「桃山茶陶」と呼ばれる安土桃山時代の名品を中心とした美術品が展示されます。

加茂光☆好きな食べ物は美味しいもの

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実業家・畠山即翁が一代で築いたコレクション

昭和初期の実業家であり、茶道具を中心とした美術品の蒐集家であった畠山即翁(1881〜1971)。白金台にある畠山記念館は、その畠山即翁のコレクションを所蔵する私立美術館です。

所蔵品の数は国宝6件、重要文化財33件を含む約1300件。春夏秋冬の季節に合わせて年4回の企画展を開催しており、昭和39年の開館以来、茶の湯の世界の豊かさと魅力を発信し続けてきました。

「侘び寂び」の源流とも言える「桃山茶陶」

2017年、春の企画として4/8(土)より開催される展示は、「茶の湯の名品—破格の美・即翁の眼」。国宝「林檎花図」など、逸品を紹介するとともに、即翁が好んだ斬新で奇抜な創意あふれる「桃山茶陶」が展示されます。

「桃山茶陶」とはどういったものなのか、そして、今回の展示の魅力や見どころについて学芸課長の水田至摩子さんにお話を伺いました。

桃山茶陶が生まれた安土桃山という時代は、千利休の登場によって、茶の湯の文化が花開いた時代です。きらびやかな模様などを一切省いた茶器を用いる“侘茶”が完成するとともに、“歪み”や“ひび割れ”など、完全ではないものに“美”を見出した時代なんです。いわゆる“侘び寂び”の“侘び”です」

本来、割れや欠けがあるものはやきものとしては失敗作として扱われるものでしたが、当時の茶人たちはそこに新たに価値を見出し、茶の湯の文化をより一層深みのあるものへと進化させていったのだそう。今回の展示では、そんな時代に登場した茶碗や花入などの茶道具に触れることができます。

じつは敷居の低い「茶の湯」の世界

「単に茶の湯の名品を並べるだけなく、所有した人の想いやエピソードも紹介します。茶の湯に親しんだ人の価値観に触れることで、茶の湯=格式高いものというイメージを払拭し、現代に暮らす人々にも茶の湯を身近に感じてもらえるような構成にしています」

会期中、展示室で学芸員による詳しい解説を無料で聞くことができる「列品解説」が7回、「ミニトーク」が8回開催されます。また、4/23(日)と5/21(日)には、さらに深く展覧会を味わうことができる講演会が企画されています(要事前申し込み)。茶の湯の魅力に触れることができる良い機会ですので、ぜひ参加してみましょう。講演会の参加方法などは、下記WEBサイトで確認を。

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国宝 林檎花図 伝 趙昌筆 ※5/23(火)より展示
1
重要文化財 志野水指 銘 古岸 ※5/11(木)まで展示
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八橋図秋草図団扇 尾形光琳筆 ※5/11(木)まで展示
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城門を思わせる門構えが印象的

「茶の湯の名品—破格の美・即翁の眼」

会場:畠山記念館

開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:30まで)

休館:月曜、5/12(金)

入場料:一般700円 大学生・高校生500円 中学生以下無料(保護者の同伴のこと)※税込み

アクセス:都営浅草線「高輪台」駅より徒歩5分、東京メトロ南北線・都営三田線「白金台」駅より徒歩10分

住所:港区白金台2-20-12

TEL:03-3447-5787

WEBサイト:http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

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